【小説】2040年に富裕層としてマインドフルに生きる

今を生きる私が2040年の現実の私を書き綴ります。思考を現実化させるために想像力をフル稼働して未来を語ります。

【詩】指先の痛みが教えてくれたこと


アカギレ マネキュア


「ギャッ!イタッ」

指先が痛む

全身にキーンと伝わる痛み!

「ギャッ!」

指先が何かに接触すれば即効で

「ギャッ!」

猫がしっぽを踏まれて「ニャッ」と体を震わすように

「ギャッ!」

でも人だからその時自覚する

「ギャッ!」

生きてる、今ここで生きてる

いたずらに強く指先を押しつけてみる

そして「パッ」と放す

これは “快” 繰り返す

水道の水を恐る恐るかけてみたら

“快”が倍増、もうやめられない!

水仕事で悪化したアカギレ

両手の親指、人差し指に及ぶ

水は大敵と思っていたのに

“快”

ずっと今のままでいたい!

水の音も心地いい

今の“快”に感謝!

 

また忘れた頃に指先が空気以外に接触する

「ギャッ!」

この痛みは?

発見した!

6~7年前の苦しんでいたパワハラ

罵倒された!

「私たちが言ってないことはやらないで!」

「ギャッ!」

あの時の痛みと同じ!

 

現在が教える過去!

永続する過去の痛み!

この指先の痛みは果たして永続するのか?

水道で“快”に代わる「ギャッ!」

あの時は苦しんだ泣いた

もしも水道のパワーを知っていたら

水道の音を聴きながらだんだん消えていく痛み!

 

過去が教える現在、そして未来

次の心の「ギャッ!」はどうなるか!

指先のアカギレのように

強く押しては放す、押しては放す

こうして得られる “快”

これは痛みがなければ味わえない “快”

そして究極、水道の水で放す

消えていく

もう苦しまない?

指先の痛みが教えてくれた

痛みに感謝できる人間ってすごい!